埼玉協同病院

MENU

診療科・専門外来・院内部門 塵肺(アスベスト)外来

塵肺(アスベスト)外来

受付時間

完全予約制

診療体制表

塵肺(アスベスト)外来 診療内容

2005年6月のいわゆる「クボタショック」により日本全国でアスベストによる健康被害が知られるようになりました。 アスベストは耐熱性、科学物質に対する耐性等、工業的には非常に優秀な 物質として、第2次世界大戦前から工業、軍事目的に使用されていました。 問題はその人体に対する毒性です。戦前から石綿工場従業員の調査が行われ その危険性が指摘されてはいましたが、戦後になって石綿粉じんに対する対策が充分行われていませんでした。そのため従業員のみならず工場周辺の住民にも中皮腫の患者が出現しました。この経緯から現在各地で石綿問題に対する訴訟がおこされています。
川口は古くから鋳物の町と知られ、川口診療所や埼玉協同病院は多くのじん肺患者を診てきました。しかし、アスベストの視点で見直したことはありませんでした。川口診療所に所長として赴任した時はまだ紙カルテの時代でしたが、私はじん肺の患者をチェックし、集めていました。2005年6月に県連学術集談会でその現状と問題点の報告をした直後に、クボタ周辺住民に中皮腫患者が発生していることが明らかになりました。さっそく医療生協さいたまではアスベスト問題についての学習会や対策委員会を立て活動を開始しました。私のじん肺アスベスト外来は正式には2006年2月から開始されました。最初の年はクボタショックがあったからでしょう多くの患者が個人として外来を受診しました。その翌年からは事業所単位での受診が目立ちました。 その後私は川口診療所で当時の自治体健診を受診した方達の胸部レントゲン写真を調べ、受診者全体の0.6%の人にプラーク等のアスベスト関連の所見があることを埼玉医学会総会発表。2008年からの特定健診に胸部レントゲンが入らないことは地域医療としての問題があるとしました。このことは医師会の先生たちから注目されました。
さて胸部レントゲンでのアスベストプラーク陰影は地域によって出現率がことなります。東京の板橋では0.3%、尼崎では4%という話を聞きました。 川口診療所での0・6%ですが対10万人当たりでは600人に相当します。 結核は20~30人位ですのでそれよりはるかに多いことになります。 今までじん肺アスベスト外来を受診した方の多くは建設、製造業の方ですが、 男性だけでなく女性の方もいます。それから自分の肺にアスベストの陰影があることを知らずに生活をしてきた方もいます。一緒に住んでいた家族がアスベストの仕事をしていた方、近くに石綿を扱う工場があった方、60歳以上で急に息切れが出始めた人はアスベストの影響を考えて是非、じん肺アスベスト外来を受診してください。私は今後ともアスベストを含めたじん肺の根絶のため、患者のみなさんとともに努力をしていきたいと思います。

予約内科・専門外来受付方法

  1. 予約内科・専門外来に着きましたら、予約券をご提出ください。
  2. 予約券をお忘れの方は、職員に声をかけていただき来院されたことをお知らせください。

お知らせ・注意事項

  1. 専門外来受診希望の方は、一旦内科を受診していただく必要があります。予めご了承ください。
  2. 紹介状をお持ちの方は、地域連携課までお問合せください。