看護部の紹介
チーム医療
看護部の紹介
チーム医療
医療生協さいたまの特徴は、多様な職種が自分たちの知識や技術、視点の専門性をフルに活かして、チーム医療に深く関わり、お互い力量を高めあう関係であることが挙げられます。
また、その医療チームは患者さまを中心に、院内にとどまらず、地域のサービスやボランティアも参加していただく医療チームであると考えています。患者さま・ご家族の最も近くで接する職種であり、病状や心理的な状況、要望や思いをキャッチできる職種である看護師は、こうしたチーム医療において、患者さまの視点に立ちながらそれぞれの専門性を引き出してまとめる、トータルコーディネートの役割を担います。
2016年度に立ち上げ、・認知症を知る ・認知症ケアを実践する を目標にリンクナース会議、院内学習会を開催しています。毎週のチーム回診では、対応方法など困り事の相談、身体抑制解除に向けた検討を一緒に行っています。スタッフは、認知症の特徴「忘れてしまうこともあるが、目の前のことならば判断もできる。いつも不安感に満ちている。」を理解した対応や対策ができるようになっています。
2017年9月から、急性期病院での院内デイ【ひなたぼっこクラブ】を1回/週主催し、楽しくすごせる療養環境づくりに取り組んでいます。
週1回の回診・情報共有を基本に、がん性疼痛の早期緩和を目的として、がん性疼痛マニュアル、疼痛初期アセスメントシート、「痛みの日記」を作成し、ケアレベル向上に取り組んでいます。「苦痛が最小限で最後の瞬間までその人らしく生き抜けるよう」に身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな側面から関わり、家族への支援も行っています。
09年10月に外来化学療法室をリニューアルオープンさせ、専任のスタッフを配置。過ごしやすい空間づくりで安心と安全を提供。受け入れ患者数も増えています。
禁煙外来卒業後のフォローアップも含めたニコチン依存症への支援を行っています。職員や地域への情報発信や禁煙と受動喫煙防止を呼びかける活動にも力を入れ、「禁煙して良かった」と思え、継続できるサポートを心がけています。
予防を重視し、家族教育や自宅の環境を整えること、訪問看護など退院後のサービス・施設への指導など、継続的なケアを考えて介入しています。
多職種チームにより、患者さまのベッドサイドでカンファレンスを行いながら、栄養状態の評価を行い、最適な栄養療法を提案しています。
在宅から急性期病棟まで、医療関連施設を利用する患者・家族、訪問者や現場で働く全ての人を「感染源から守る」役割を常に意識し、出来る限り現場に足を運び相談しながら現状にあった対策を検討しています。
2017年11月より医師を含めた多職種で医療チームを作り、各病棟の人工呼吸器管理となった患者様のRSTラウンドを開始しています。院内の症例数は、数多くあるわけではありませんが、患者様に安全・安楽な人工呼吸器管理が標準的にできるよう、また、合併症を起こさす、早期に人工呼吸器からの離脱が可能となるよう各部署への指導・教育を行っています。
※他にも、緩和ケアチーム、がん化学療法チーム、乳腺科医療チーム、糖尿病医療チーム、消化器内科チーム、循環器医療チーム、在宅医療チームなどが活動しています。
<臨床倫理の4分割法>
一口に治療と言っても様々な選択肢があり、場面によって「ベスト」は違うものになります。倫理的な側面にこだわり、適宣「臨床倫理の4分割法」※ を活用したカンファレンスを行っています。第3者評価では、倫理面で高い評価を得ました。 ※症例の倫理的課題について、「医学的対応」「患者の意向」、「QOL(生きることの質)」、「周囲の状況」、の4つに分けて問題点をあげ、分析し、解決しようとするもの。