病院概要院長の挨拶

院長の挨拶

院長 忍 哲也

1978年の開院以来、当院は地域住民・組合員の皆様と力を合わせ、一貫して無差別・平等の医療を追求してきました。いつでも誰もが必要な医療を受けられ、そこには経済的な事情による差別があってはならないとの理念のもと「差額ベッド代無し」を継続し、県の無料低額診療事業の認定を受け実践しています。 当院は地域医療に貢献すべく、順次医療機能を向上させてきました。1998年に全国で28番目に日本医療機能評価機構の認定を受け、2015年に埼玉県がん診療指定病院の認定を受けました。

併せて地域医療を担う職員の育成にも力を入れてきました。医師育成の分野では1994年に厚生労働省より臨床研修指定病院(基幹型)の認定を受け、2017年には卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定を受けました

国民生活では新自由主義で蓄積された矛盾により貧困と格差が広がり、苦しむ人々の心の隙間に入り込んだ排外主義や差別も台頭しています。社会保障抑制政策により病院の経営環境はかつて無い厳しさです。いのちや健康を大切にする政治への転換を求めていかないと地域医療を守ることができないと日々感じています。

埼玉協同病院は常に人権を守る視点を持ち、医学の成果と社会の進歩に学び、救急医療・がん医療を軸に急性期病院としての機能と質を高めます。この地域になくてはならない病院として、多くの医療従事者が集い成長できる病院として、志高く歩んでいきたいと思います。

2025年8月 忍 哲也

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