栄養サポートチーム(NST)の任務
NSTは、栄養療法に関する知識や技術を院内に広め、栄養療法が質の高い安心・安全な医療の一環として行われることを目的としています。また、栄養療法が円滑に行われるよう、多職種間及び院内各委員会・チームとの連携を図ります。
開催実績
10回/年
2015年活動報告
- 委員会の定期開催
- NST回診(週1回)の実施 52回/年、回診件数660名/年
- 学習会の開催
「NSTの基礎の基礎」 7名参加
「高齢者の排泄ケア」 8名参加
「虫歯と歯周病」(口腔ケアチームと共催) 41名参加
「フレイル ~虚弱高齢者の栄養を考える~」
21名参加 - 栄養剤の検討
- 「ペムノン」 低エネルギー、粉末であるため、摂取エネルギーを増やしたくない、水分制限がある方の褥瘡や手術創の治癒促進目的に採用。
- 「エンジョイクリミール」 内容成分の比較検討と患者様の飲みにくいという声を反映し、これまでの「メイバランスミニ」から変更。
- 「ペプタメン」 これまで使用していた消化態栄養剤(含脂肪)の終売を受け、それにかわる消化態栄養剤であり、継続的な栄養管理に使用できる製品として採用。
- 症例検討の実施(NSTリンクナース会議で実施、食養科で2回実施)
- 「NSTニュース」の発行(4回/年)
- NST回診についてNST医師7名へインタビュー実施
インタビュー結果から、人工呼吸器管理中(BiPAP含む)、HCU入室者などを新たにNST回診対象者とし、介入基準の明確化につなげました。NST管理システムの見方や対象者、依頼方法についてNSTニュースで取り上げました。 - セーフマスター社「NST管理システム」導入後の運用見直し
回診記録のチェック項目を見直し、記録箇所も統一しました。回診記録がシステムの中だけでなく、2号紙にも記録できるようプログラムしてもらい、共有できるようにしました。
2016年の課題
- NSTのアウトカムを見直し、活動の成果を数字で見えるようにします。
- NSTの介入の仕組みを整備しなおし、栄養管理を必要とする患者様に適切な対応ができているようにします。
- NST加算への歯科連携加算新設、栄養食事指導加算対象に新たにがん、低栄養、嚥下障害が追加されたことを受け、歯科、食養科との連携の取り方について検討します。
- 研修への参加、症例検討と院内学習会の開催を継続、強化し知識や技術の向上に努めます。
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