概要
日本人の死因の第一位を占めるがんについて、その診療提供体制をどのように整備するかは焦眉の課題です。当院ではこれまでも外科でも内科でも、診断から疼痛コントロール、希望者には在宅へつなぐ切れ目のないがん医療に取り組んできました。今後ますます増えるがん患者様が、安心して診療を受け、暮らし続けられるよう努力していきます。
がん診療指定病院として
当院は埼玉県がん診療指定病院として、医師の専門技量の向上は勿論のこと、各専門スタッフの計画的育成やキャンサーボードの開催、緩和ケア病棟の開設など、診断から治療、緩和ケアに至る総合的な医療提供システムの構築に取り組んできています。
年間600余件の手術のうちがんは240件、その半数は患者さんの負担の小さい腹腔鏡下の手術で行っています。
健診活動にも力を入れ、早期発見・早期治療をめざしています。
当院での治療の実際
治療方法 | 主な分類 |
---|---|
手術療法 |
外科的手術 腹腔鏡、胸腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に実施している 内視鏡 内視鏡的粘膜切除術(EMR:endoscopic mucosal resection) 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:endoscopic submucosal dissection) |
IVR(インターベンショナル ラジオロジー) | 動脈化学塞栓療法(TACE)、 ラジオ波熱凝固療法(RFA)、 エタノール注入療法(PEI) |
がん薬物療法 |
殺細胞性抗がん薬、分子標的治療薬、 内分泌療法薬(ホルモン治療) サイトカイン治療薬(IFN) 免疫調節薬(IMiDs) |
がん免疫療法 | 免疫チェックポイント阻害薬治療 |
緩和医療 | 疼痛治療、緩和ケア |
2020年 現在
- ホーム
- がん診療について