埼玉協同病院

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診療科・専門外来・院内部門 外科

外科

 当院外科は、1978年の開設以来一貫して安全で良質な医療を提供することを目標に、地域に根ざした外科診療を行ってきました。現在、総勢12名で、消化器・一般外科、肺外科、乳腺外科(乳腺外科については別ページにも紹介がございます)の外科治療を幅広く実施しています。
 近年は腹腔鏡手術にも力を入れており、癌の手術、緊急手術を問わず、その割合が増加しています。2016年からは肝臓手術にも腹腔鏡手術を本格的に導入しました。
 一方で、癌の手術では長時間におよぶ大手術が必要になることがあります。また、近年は効果の高い抗がん剤が多数開発され、これまでは治癒困難だった癌も治る機会がでてきました。当院外科では腫瘍内科医師(非常勤)と協力しつつ、そのような困難な病気にも積極的に治療を行っています。

外科の3つの特長

No1

1978年の開設以来38年間、消化管、肝胆膵、呼吸器、乳腺、ヘルニアなどの手術治療を実施しています。

No2

個々の患者様に合わせた根治性と、安全性、低侵襲性に最も優れた治療を提供します。

No3

急性腹症などの救急疾患に積極的に対応しております。

受付時間

8:10~11:20

総合受付にて受付しております。
休診日は、日曜祭日・第2土曜日です。

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診療体制

診療体制表

※午後外来・土曜日外来は予約制です。

外科のご案内

  1. 電話にて予約受付をしております。(初めての方も、予約をお取りすることができます。)予約センターへお電話下さい。
    TEL 0570-047-489
    1. 予約の方は、診療科に着きましたら、予約券をお出しください。
    2. 当日受付された方は、診療科の職員にお声かけください。
    3. 定期的にかかっている方以外は、問診票のご記入をお願いしております。
    4. 症状をご記入されましたら、問診票を診療科の受付にお出しください。
  2. 他の病院から処方を受けている薬がありましたらお持ちください。
  3. 紹介状をお持ちの方は、受付でお出しください。

医師の紹介

井上 豪 [ 外科部長 ]

認定資格 日本外科学会外科専門医
経 歴
1991年 北海道大学 医学部卒業
1991年 埼玉協同病院勤務

井合 哲 [ 院長補佐 ]

認定資格 日本外科学会指導医
経 歴
1977年 新潟大学 医学部卒業
1977年 埼玉協同病院勤務

市川辰夫 [ 外科技術部長 ]

認定資格 日本外科学会外科指導医
経 歴
1977年 新潟大学医学部卒業
1977年 埼玉協同病院勤務

長  潔 [ 外科技術部長 ]

認定資格  
経 歴
1982年 埼玉医科大学 医学部卒業
1982年 埼玉協同病院勤務

小野 聡 [ 外科技術部長 ]

認定資格 日本医師会認定産業医
経 歴
1995年 富山医科薬科大学 医学部卒業
1998年 須藤病院 外科 勤務
2019年 埼玉協同病院 勤務

浅沼 晃三 [ 外科技術部長 ]

認定資格 日本外科学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
麻酔科標榜医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
経 歴
1996年 山形大学 医学部卒業
1996年 埼玉協同病院勤務
2008年 国立東埼玉病院 呼吸器外科 研修
2009年 埼玉協同病院勤務

金子 しおり [ 乳腺外科科長 ]

認定資格 日本外科学会外科専門医
日本乳癌学会認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
経 歴
2004年 秋田大学 医学部卒業
2004年 埼玉協同病院勤務
2009年 癌研究会有明病院 研修
2010年 埼玉県立がんセンター 研修
2011年 埼玉協同病院勤務

栗原 唯生 [ 外科副部長 ]

認定資格 日本外科学会外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本肝臓学会専門医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
肝胆膵外科学会評議員
胆道学会認定指導医
経 歴
2005年 東北大学  医学部卒業
2005年 埼玉協同病院 勤務
2012年 静岡県立がんセンター 肝胆膵外科 研修
2014年 埼玉協同病院 勤務

佐野 貴之 [ 副医局長 外科副部長 ]

認定資格 日本外科学会外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
日本腹部救急医学会腹部救急認定医
経 歴
2005年   高知大学医学部卒業
2005年   埼玉協同病院 勤務
2011年   長野厚生連佐久総合病院 下部消化器外科 研修
2012年   埼玉協同病院 勤務

重吉 到 [ 病棟医長 ]

認定資格 日本外科学会外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ICD(Infection Control Doctor)
経 歴
2008年 信州大学 医学部卒業
2008年 埼玉協同病院勤務
2014年 愛知県がんセンター中央病院 消化器外科 研修
2018年 埼玉協同病院勤務

松原 浩太 [ 医員 ]

認定資格  
経 歴
2011年 群馬大学  医学部卒業
2016年 埼玉協同病院 勤務

入江 直子 [ 医員 ]

経 歴
2017年 札幌医科大学 医学部卒業
2017年 埼玉協同病院 勤務

特徴・特色

上部消化管分野

食道がん、胃がん、粘膜下腫瘍(GIST等)などの腫瘍性病変、手術療法を必要とする重度の食道裂孔ヘルニアなどを扱っております。基本的に、各疾患のガイドラインに則って治療を行いますが、患者さんの年齢・持病・意向などを考慮し、最も適した治療を行って参ります。
胃がんに関しては、粘膜内がんの方には内視鏡的治療を行います。内視鏡的治療が適応とならない早期がんの場合は、腹腔鏡下手術を行っております。進行がんもしくは早期がんでもリンパ節転移が考えられる状態の場合は、手術療法(主に開腹手術)を行い、病理結果によって術後の抗がん剤治療が必要となることがあります。さらに遠隔転移や腹膜播種などを認める進行がんの場合は手術および抗がん剤治療を適切に組み合わせて治療を行います。食道がんなどにおいて、放射線治療が必要な際は、他院と連携して実施致します。
(それぞれの病気の詳細については、「国立がん研究センターがん対策情報サービス」が発行している以下のパンフレット等をご活用下さい)

下部消化管分野

主に大腸がんの手術を中心に行っております。ガイドラインに従い、がんの進行度、患者さんの持病・意向などを総合的に判断して、安全で質の高い診療を心がけております。粘膜内がんは主に内視鏡的切除を行い、内視鏡治療の適応とならない早期癌は腹腔鏡下手術を行います。進行癌は、手術治療(状況に応じて腹腔鏡下手術・開腹手術を選択)を行い、術後抗がん剤治療が必要となることがあります。他の臓器への転移、遠隔リンパ節転移などを認める進行がんの場合は、抗がん剤治療と手術治療を組み合わせて治癒を目指します。放射線治療が必要な際は、他院と連携して実施致します。 癌が肛門の近くにある直腸癌の場合でも、癌の根治性を第一に考えつつ、適切な術式で肛門機能の温存に努めて参ります。
(大腸癌の詳細については、「国立がん研究センターがん対策情報サービス」の資料などをご参照下さい)

外科緊急対応

虫垂炎、腸閉塞、消化管穿孔など緊急対応を要する腹部疾患に対しても、積極的に外科治療に当たっております。緊急手術でも積極的に腹腔鏡下手術を行い、身体に負担の少ない治療を行なうように努めております。

鼠径部ヘルニア(脱腸)

足の付け根の隙間から、内臓(腸や脂肪など)が飛び出して、痛みや違和感を生じます。 加齢に伴い、筋肉や筋膜が弱くなったり、重たい物を持つなど腹圧がかかる状態が原因で起こりやすいです。治療は手術となります。飛び出した腸などをお腹の中に戻した後に、メッシュという人工補強材を挿入して、ヘルニアの出口を塞ぐ方法が良く用いられます。 

肝臓癌

肝臓癌はこれまでC型ないしB型慢性肝炎を背景として発症することが多かったのですが、ウイスル感染予防の普及によりその数は減少しています、近年は肥満や糖尿病などの生活習慣病を背景として肝臓に炎症が起こり、肝臓癌を発症する方が増加しています。
肝臓の手術は出血が多いことや解剖に個人差が大きいことなどから、消化管手術に比べ腹腔鏡の導入が遅れていましたが、近年の道具や技術の進歩とともにその安全性が向上し、実施する施設が増えてきました。当院でも2016年から本格的に腹腔鏡下肝切除を導入し、現在は約半数の手術を腹腔鏡で実施しており、良好な結果を得ています。手術に際しては、CTを基にした肝臓の3D画像を作製して十分にシミュレーションを行い、安全で確実な手術を心がけています。

胆管癌、胆嚢癌

胆管癌、胆嚢癌は黄疸をきっかけに発見されることが多く、癌は小さくても手術は非常に大きなものが必要になります。胆管は肝内の細い胆管(肝内胆管)が合流して太い肝外胆管になり、十二指腸に開口しています(図.1)。十二指腸に近い胆管に発生した胆管癌には膵頭十二指腸切除が、肝臓に近い胆管に発生した癌には肝切除と肝外胆管切除が行われることが多いです。進行した胆管癌では、膵頭十二指腸切除と肝切除を同時に行う非常に大きな手術(肝膵同時切除)が行われることもあります。胆嚢癌には胆嚢摘出から肝膵同時切除まで、その進行度に応じた手術が行われます。当院ではこのように大きな手術も安全性に留意しつつ実施しています。

胆管癌、胆嚢癌

胆石症

胆石の成人での保有率は10%程度とされ、その頻度は食生活の欧米化や人口の高齢化に伴い増加傾向にあります。 胆石は肝臓で産生された胆汁中の成分が、何らかの要因により析出することで生じます。胆石を保有していても症状がでるのはおよそ3割程度とされています。胆石に伴う主な症状には右上腹部痛、吐き気、背部や右肩に放散する痛みなどがあります。胆嚢炎を起こした場合には,これに加え発熱が見られます。胆石発作は、胆汁が胆嚢から排出されるのと一緒に胆石が押し出されて胆嚢の出口に詰まることが原因となります。胆汁は食事摂取刺激により胆嚢から排出されるため、発作は食後に多く起こります。胆石発作が胆嚢炎に進展すると、入院治療が必要になる場合が多く、その後の治療にも難渋することがあるため、症状を伴う場合には手術をお勧めします。胆石を保有していても無症状の場合には、すぐに治療を行う必要はありませんが、胆石の保有者には胆嚢癌が多く発生するという報告もあり、そのまま放置せずに肝障害がないか、胆嚢の壁に異常がないかなどを定期的に観察する必要があります。胆石の標準的な治療は、手術で胆嚢を摘出することです。現在ではほとんどの場合、手術は腹腔鏡を用いて行われ、当院でもその他の開腹手術に合わせて行う場合を除き、ほぼ100%が腹腔鏡下で行われています。

膵臓癌

膵臓は沈黙の臓器と呼ばれ、そこに発生した癌は一定進行してから発見されることが多く、また解剖学的特徴などから他の臓器の癌に比べて大きな手術が必要となります。膵癌を治癒させるには手術は必須の治療です。当院外科では一部の血管合併切除など拡大術式も行い、進行した膵癌にも積極的に治療を行っています。一方、膵癌は手術だけでは再発率が高いということも事実で、術後には再発予防の抗癌剤治療を行うのが一般的です。

外科手術の実績

埼玉協同病院外科
手術実績
201420152016201720182019
手術
件数
うち
鏡視下
手術
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うち
鏡視下
手術
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うち
鏡視下
手術
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鏡視下
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鏡視下
入院手術総数(手術室施行)666299677261656287685282751317693299
主な手術
肺切除281820102714181521132215
 悪性
  部分切除655273661071211
  葉切除99212341726
 良性
  部分切除222211332211
 気胸11114477552233
その他の胸部手術55312155
 悪性11111
 良性5521144
食道切除32531
 悪性22531
 良性10
胃切除3811419311238102914225
 悪性
  胃全摘1631626113614
  幽門側切除1442241782151910134
  その他632274413241
 良性
  幽門側切除111
  その他11112111
大腸切除94469445111589646894610246
 悪性
  結腸切除612763286938643261316226
  直腸切除29162413291820131572416
 良性
  結腸切除4363122101127144
  直腸切除1112112
小腸切除10119292042319
 悪性35124235
 良性7114171622014
その他の手術2366225067203572336525474255
 ヘルニア手術140158123125143134
 虫垂炎手術636156555654535063627676
 イレウス18256121256152181
  うち小腸・結腸切除(再掲)(4)(14)(2)(6)(1)(8)(3)(9)(10)(1)
 腸穿孔・腹膜炎手術15111612230933102711
  うち癌によるもの(再掲)(4)(1)(3)(1)(3)(1)(3)(10)(3)
肝切除15182251235152713258
 悪性
  部分切除および外側区域切除872161219121810146
  上記以外の切除6108163938
 良性
  部分切除1122
  その他の切除11
膵切除413212115319472
 悪性
  膵頭十二指腸切除496795
  膵体尾部切除246161
  膵全摘1
 良性
  膵体尾部切除2221223322
胆嚢摘出1341319896125121106105149149137134
乳腺335142666063
 悪性
  乳房切除161812182429
  乳房部分切除142726433132
 良性
  腫瘍摘出364552