診療科緩和ケア内科

当院は、組合員の出資金で運営されています。ご利用いただく方には皆様に医療生協へのご加入をお願いしております。
1口1,000円からご加入いただけます。

概要

日本人の二人に一人はがんにかかり、三人に一人はがんで亡くなる時代です。以前は、がんの告知はタブーと言われていましたが、最近はほとんどの方が告知を受けています。病名の告知だけでなく、転移・再発の告知、根治不能の告知、余命の告知など、より難しい病状の告知も一般的になっています。それはなぜでしょうか。目的は、患者様が自分の人生を自ら知り、考え、選択することができるようにするためです。緩和ケアは、がん治療のどのような時期においても、どのような悩みでもご相談いただくことができ、たとえ限りある人生となっても、その時間を自分らしく過ごすためのお手伝いをする診療です。

自分らしく過ごすために必要なことは、以下のようにいろいろあります。

  • 痛みや苦しさなど、身体のつらい症状が少しでも良くなること
  • 病気になったことで起こるさまざまな心配事について、解決の道をみつけること
  • 気持ちが落ち込み、つらくなるような時間が少しでも減ること
  • 病状や余命について、患者様が望まれる範囲で正確な情報を知ること
  • 自分の希望する医療について相談できること
  • 自分が一番安心できる、気持ちが落ち着く場所で療養できること
  • 自分の生きがい、生きている意味を感じること
  • 自分のこれまでの人生を肯定できること

上記以外にも、人それぞれの「自分らしさ」の意味があります。これらの課題は医師だけで対応できるものではありません。病院内の、あるいは地域内のさまざまな専門職とチームを組み、患者様それぞれの課題に当たらせていただきます。

また、緩和ケアはがんに限られた診療ではありません。どのような病気の方でも、上記のような自分らしく過ごすことに悩みを持たれている患者様は、主治医とご相談のうえ緩和ケア診療を受けることが可能です。

医師の紹介

ひらく

緩和ケア病棟医長

雪田 慎二

ひらく

認定資格
日本精神神経学会認定専門医(指導医)
日本総合病院精神医学会特定指導医
精神保健指定医
経 歴
1984年 群馬大学 医学部卒業
1984年 埼玉協同病院勤務

緩和ケア内科部長

佐野 広美

ひらく

認定資格
日本緩和医療学会認定医(研修指導者資格)
日本外科学会認定登録医
日本消化器内視鏡学会専門医
経 歴
1985年 群馬大学 医学部卒業
1985年 東京大学第三外科
1992年 青梅市立総合病院 外科
1999年 東京都職員共済組合青山病院 外科
2005年 医療法人財団慈生会野村病院 緩和ケア内科
2021年 埼玉協同病院 勤務

非常勤

有田 圭介

ひらく

認定資格
日本緩和医療学会認定医(研修指導者資格)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
プライマリ・ケア連合学会認定指導医
家庭医療専門医
総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
経 歴
1998年 鹿児島大学医学部卒業

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