ボランティア

埼玉協同病院ボランティア「ひとつぶの会」について

「ひとつぶの会」の名称は、みんなの力で支えあいながら、ボランティアの種をひとつぶづつまき、助け合う感動の輪を医療生協の中に広げていこうと生まれました。
1993年より活動を始め、協同病院利用委員会の活動の一つとして活躍しています。地域の中で共に生き、共に育つ仲間どうしが支えあい、患者の権利章典が守れる医療活動の中に、ボランティア活動を広げていきます。

会員資格

  1. 医療生協の組合員であることが資格になります。
  2. 医療生協の「ボランティア学校」を卒業後、ボランティア登録し、活動に参加します。
  3. ボランティア保険に加入します。
    ボランティア登録と同時に、「ボランティア活動保険(※1)」に加入します ※保険料は病院負担
  4. 会員は、毎年総会の時期に再登録を行います。
  5. 活動援助として、交通費の実費が支給されます。午前から午後にかけて活動する場合は食事援助があります。
(※1)ボランティア活動保険

この保険は、ボランティア活動中に

  1. ボランティア自身がケガをした場合の「損害保険」です。
  2. 他人の身体または財物に損害を与えたことにより賠償責任を負った場合に賠償金を支払うものです。
  • 保険の対象となるボランティア活動には、活動のための学習会または会議等を含みます。
  • 活動場所と自宅との往復途上の事故も補償の対象になります。(ただし、通常の往復路であること)
  • ボランティア自身の食中毒、熱中症および特定感染症も補償の対象になります。

ボランティア活動10ヵ条

  1. 患者さんのプライバシーを守る
  2. 親切の押し売りはしない
  3. 患者さんに平等に接する
  4. 常にあわてず、根気よく
  5. 言葉は丁寧に、動作はきびきびと
  6. 約束した日にち、時間を守る
  7. 清潔な服装に心がける
  8. いつもさわやかで、明るい笑顔
  9. 私語はつつしみましょう
  10. 患者さんに対して、無責任な発言はしない

活動内容

1.外来 総合案内

月曜~金曜 9:00~12:00

主な活動内容は、再来受付での利用する際の円滑化、注意して見守る予約外来、電話予約された方への対応です。車いす利用の方、歩行が不自由な方、耳などに障害がある方など各診察室への入退出時の介助、援助などを行っています。
 総合受付は病院の顔であり、表玄関です。来院される多数の方が一番最初に訪れる場所です。病院の信頼度が計られる重要な所でもあります。職員もボランティアもお互いに切磋琢磨して来院者に対して適切な対応を心がけています。

2.乳児健診

毎週水曜日 14:00~16:00

1階小児科で生後1カ月の赤ちゃんの健康診断があります。まず、保健師さんから赤ちゃんの手足を動かしたりの軽い体操、マッサージなどを教わり、次に顔を洗ったり、お尻を洗ったりのスキンケアのやり方を教わっている間、泣き出したりする赤ちゃんをお預かりし、保健師さんのお話を新米ママたちがしっかり聞けるようにお手伝いします。私たちボランティアも手の消毒、マスク、三角巾の着用などに特に気をつけ接しています。

3.経産婦うぶ声学校保育サポート

毎月第1月曜日の13:00~16:00

「経産婦うぶ声学校」を受講されているお母さんのお子さんを保育士と一緒に保育を行っています。お母さんとはじめて離れるお子さんも多く、私たちは不安を受け止め、安心して遊べるようにつとめています。ほとんどのお子さんは、お母さんにお渡しする頃には落ち着いて遊び、笑顔で親子の再会が出来ています。

4.離乳食調理実習中の保育サポート

毎月第1・第3木曜  13:00~14:00

5カ月~8カ月位までの赤ちゃんが対象です。月齢に応じた調理法(すりつぶした物、手で持って食べる大きさ)で、ママたちは一生懸命説明を聞いて取り組んでいます。その間、赤ちゃん1名に対して、ボランティア1名の援助を行っています。
 最初から泣き通しの赤ちゃんも数名いますが、出来上がった離乳食をママが赤ちゃんに話しかけながらお口に入れて、飲み込んだ時のうれしそうな顔が感動的です。感謝の言葉をいただき、責任は重いですが、やりがいのある活動です。

5.日曜健診援助 

 

活動時間:日曜日 8:30~12:00

日曜健診がある日に、健診受診者の案内を行います。

6.環境美化

活動時間:第1・第3月曜日 9:00~12:00

病院周辺の環境美化活動を行っています。夏場の草むしりは大変な作業ですが、除草がいきとどき、四季折々のきれいな花を見ると何かとても幸せな気分になります。

7.洗濯

活動時間:火曜日・金曜日 9:30~15:00

入院される患者さんは、病院でのリースを利用され、家族ともども手間がはぶけ便利になっています。常に清潔で、その場で着替えられることは安心です。ボランティアの援助を必要とする患者さんのために、洗濯の依頼はいつでも承る用意をしています。

8.車いす整備・点検  

 

活動時間:毎週月曜日 9:00~10:00

今後高齢化時代になり車いすを利用する方が増加するものと思われます。 今日、病院内には33台の車いすがあります。点検は主に月曜日の活動始めに行っております。

9.室内作業

今年度はウエスにおいては、入院されている患者さんの清潔感が強くなり、使用量の減少傾向に伴いウエス作業は例年に比べ少なくなりました。小物作り、諸活動・行事準備や花柄つみ、学習会などに時間が取れるようになりました。

10.縫製作業

介護用品の依頼の方は、車いす用の丁字帯はとても需要が多く、小物作りの合間に作り置きし、いつでも対応できるようにしています。 介護用品は、各病棟で使用しているスライディングシートの依頼があり対応してきました。

11.小児科読み聞かせ

毎月 第1、第3金曜  13:30 ~15:00

1歳半健診時での読み聞かせです。保育士の説明により、絵本から導かれることばの大切さや気持ちの表現が上手にされている本の紹介が、ボランティアが持参した絵本でされているので、毎回何組かの親子が本を広げる姿を見ると微笑ましく思われます。

12.精神科デイケアぽかぽか

毎月第1水曜日 13:30~15:00

茶道

お茶をたてています。お茶をたてるなかで、会話もはずんでおり、参加者自身で、お茶をたてることもできるようになっています。

趣味の会

月一回の実施で、曜日はその月によって異なり、午前中の時と午後の時がありました。参加され方も曜日によって変わりました。「ひとつぶの会」の仲間の手助けと材料の献品により、大変助かっているとの声を頂いています。

13.院外活動 

老人保健施設「みぬま」  第2木曜日 13:30~15:00

利用者の皆さんに短時間ではあるが何か安らぎを与えることが出来ないかと思い、童謡・唱歌の合唱、手遊び、紙芝居など、利用者さん共々楽しいひとときを過ごしております。利用者さんの多数の参加もあり、大変喜ばれています。

ボランティア活動状況

ボランティア活動状況(2015年4月~2016年3月)

月次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
登録者数 48 48 49 49 48 48 48 49 48 47 47 47 平均
48名
活動人数 40 38 40 41 36 39 43 42 44 41 42 40 平均
41名
活動率(%) 83.3 79.2 81.6 83.7 75 81.2 89.6 85.7 91.2 87.2 89.3 85.1 月平均
84%
延べ活動人数 191 134 196 179 129 157 172 151 161 134 141 162 1,907名
延べ活動時間 918 670 941 860 620 784 844 740 780 670 705 810 9.342名

参考

最近10年間の「ひとつぶの会」の活動状況 (2006~2015年度)

ボランティアへの参加者募集

1992年11月、33名でひとつぶの会を発足して依頼活動を継続してきています。
ボランティアの活動は、地域住民と職員が一体となり、協同の力で地域の医療、介護の発展に寄与するという理念に通じる活動です。様々な不安を抱えて来院する患者様へのボランティアの存在が大きな安心感を与えています。
ボランティアへの参加は、利用委員会主催のボランティア学校(1日)を受講していただき、2日間の研修ののちボランティアへの参加をお願いしています。 ぜひ、私たちと一緒にボランティア活動への参加をお願いします。

お問い合わせ

ボランティアに参加いただける方、興味をお持ち頂いた方は、お気軽にお問い合わせください。

管理室 ボランティアコーディネーター 冨樫勝幸
TEL:0570-00-4771

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