個室に入院したら、個室料(差額ベッド代)がかかるのは当たり前と思っていませんか?当院では、「いのちの平等」の理念から、差額ベッド代は一切いただいていません。
差額ベッド代とは
患者さんが希望して個室等に入院された場合、医療機関は治療費とは別に、全額自己負担で「特別療養環境室料」(差額ベッド代)を徴収できることになっています。1日あたりの料金は平均約6千円、20日間入院すれば12万円にもなり、患者さんにとって大きな負担です。
1日あたり差額ベッド代の全国平均
1人部屋 | 8,018円 |
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2人部屋 | 3,044円 |
3人部屋 | 2,812円 |
4人部屋 | 2,562円 |
平均 | 6,354円 |
令和元年7月時点 厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況」より
個室は病状に応じて
当院の個室運用は、病状(重症度、感染症、認知症など)による必要性から、入退室を決めています。
個室を可能な限り増やすことは、入院環境改善のとりくみとして引き続き努力していきます。
差額ベッド代「なし」の理由
お金のある患者さんは、個室料を払って個室に入院できる。
個室が埋まってしまえば、お金のない患者さんは医療上必要でも個室に入院できない。
差額ベッド代をいただければ、病状よりも支払い能力を優先する個室運用となり、本当に必要な方が個室に入ることができなくなります。これはお金のあるなしで、患者さんを差別することになってしまいます。
差額なしで運営できるよう医療制度の改善を
医療生協さいたまでは、お金の心配なく安心して療養できるように、また室料差額徴収なしで医療経営が成り立つように、患者負担を減らす、診療報酬を上げるなど医療制度をよくする運動にとりくんでいます。ぜひご一緒にとりくみましょう。
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