当院は、組合員の出資金で運営されています。ご利用いただく方には皆様に医療生協へのご加入をお願いしております。
1口1,000円からご加入いただけます。
予約制について
妊婦健診は予約制です
ご都合の悪い場合は予約の取り直しをお願いいたします。
(12週以降の妊婦健診から予約制になります)
予約センター
TEL:0570-047-489
平日8:30~15:00
土曜8:30~12:00
※具合の悪い時には、予約に関わらず受診をお勧めいたします。
受付をして受診して下さい。受付については外来のご案内をご覧下さい。
妊婦健診は以下の予約時間です。(第2土曜は休診)
午前 | 月曜~土曜 |
---|---|
午後 | 火曜、金曜 |
現在、院内の感染防止対策の為、お付き添いは原則禁止とさせていただいております。
妊婦健診の流れ
1.診察券を受付機に通し受付をします
2.尿検査提出
1階採血センターにある”採血・採尿機”に診察券を通して尿カップを受け取ってください。
採血センター隣のトイレ(1階)に提出します。
できるだけ中間尿を採取します。(最初の尿は入れないようにします)
↓
<3階へ>
3.母子手帳・予約カードを受付へ出します
婦人科外来受付に、提出します。
受診票・助成券は氏名住所など太枠の中をご記入しておいてください。
4.体重・血圧測定
結果は印字されますので、用紙を持ってお待ちください。
血圧はゆっくり落ち着いて測定してください。
5.助産師 指導
毎回助産師が個別にお話しをうかがい、妊娠・出産についての不安を少しでも軽減できるようにお手伝いします。出産に対しどのような希望をもっているのかを話し合い、可能な範囲でのバースプランを実現できるよう援助します。
6.医師 診察
超音波検査・必要に応じて内診や検査をします。
7.予約・請求書渡し
↓ ・受診票または助成券をお預かりします
<1階へ>
8.会計
薬局)薬が処方された場合、処方箋を受け取り院外の薬局へ
妊娠に伴う検査について
妊娠は病気ではありませんが、長い妊娠期間中いろいろなトラブルが起こることがあります。このトラブルを防ぐために様々な検査が行われます。
妊婦健診の検査内容や時期については病院により違いがあります。
埼玉県内在住であれば受診券を使用できます。
検査項目に付け加えて欲しいものや不明な点があれば、スタッフに相談してください。
※検査結果に異常があるときには次回の健診前に電話連絡をすることもあります。緊急連絡先は必ずつながる番号の登録をお願いします。
初期検査(妊娠8週前後)
- 白血球・赤血球・血小板・貧血
感染症(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV) - 血糖
結果が 100以上の場合は詳しい検査を行ないます。 - 不規則抗体検査
正常な経過をたどっていても、妊娠中・分娩時、あるいは産後の時期に突然の大量出血をきたし、ショック状態に陥ることがあります。このような時、緊急で多量の輸血が必要になります。「不規則抗体」の検査がしてあると、特殊な時間のかかる検査を省略して迅速に輸血をすることが可能になります。 - 血液型(ABO・RH)
- 水痘・麻疹抗体検査
予防接種や既往があっても、以前の既往については証明が確実ではなかったことと、予防接種については終生免疫ではないことがわかってきています。そのため、抗体の有無についてご本人にも知っていただき、感染予防に努めていけるよう全ての妊婦様に抗体検査(血液検査)を実施しています。低抗体価の場合には、人ごみや子どもの多い場所を避け、同居家族への予防接種や産後の予防接種をお勧めしています。 - 風疹抗体検査
妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児感染により白内障や緑内障などの眼症状、先天性心疾患、難聴などの症状を呈する先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。低抗体価(16倍以下)の場合には、人ごみや子どもの多い場所を避け、同居家族への予防接種や産後の予防接種をお勧めしています。
※2014/4/1~風疹抗体検査の助成が始まりました。 - HTLV-I
ATL(成人T細胞白血病)は血液の癌の病気で、ATLウイルスの感染によるものです。1000人に1人が感染しているという報告があります。ATLウイルスに感染してもほとんどの人が発病せずに経過しますが、体内にはATLウイルスを持ち続けます。このような状態をATLウイルスキャリアといいます。キャリア妊婦から生まれた子どもは約80%が乳幼児期に母乳で感染するといわれています。もし、検査の結果で感染がわかった場合は、出産前であれば子どもへの感染を予防することができます。 - 子宮頸癌検査
おりもの検査(妊娠14週~)
- GBS・クラミジアDNA
早産をおこす事や、新生児に結膜炎・肺炎をおこす事があります。
陽性の場合は抗生物質で治療します。この検査は診察台に上がります。
中期検査(24週~27週頃)…時間のかかる検査が入ります。
- 白血球・赤血球・血小板・貧血
- 血糖負荷検査
妊婦健診時に 毎回尿検査で尿糖の検査をしていますが、さらに糖分の負荷をかけて血液検査を行います。これにより、妊娠糖尿病のスクリーニングをします。 検査はブドウ糖水を飲んでから1時間後に採血をします。検査結果が140以上の場合には、さらに詳しい検査をします。 - 心電図
妊娠すると心臓への負担がかかってきます。体内の血流量が増加してくる時期に心電図の検査を行います。
後期検査(34週~36週)
- 白血球・赤血球・血小板・貧血
- GBS ⇒ 2度目の確認検査です。
前回帝王切開、今回分娩方法が帝王切開の方は後期検査に手術前に必要な採血も追加で行ないます。
予定日が過ぎたら
2~3日毎に午前中のみの予約外来になります。
必要に応じて予定日前でも検査をすることがあります。
- NST
お腹にモニターをつけて40分程赤ちゃんの心音・お腹の張り具合をみます。 - 骨盤のレントゲン
必要に応じて骨盤の大きさを測るために行ないます。
毎回行う検査
尿検査
妊婦健診では 尿タンパクや尿糖の確認をするため、毎回尿検査をします。尿タンパクがプラスだと妊娠高血圧症候群、尿糖がプラスだと糖尿病の心配があります。1度プラスだったからといって、すぐに異常であるとは限りません。経過をみながら必要に応じて検査を追加していきます。
ケトン体という項目では脱水状態がわかります。
ワンポイントアドバイス
正しい検査のためにも中間尿をとりましょう。(はじめの尿を入れない)
疲れなどでタンパクがでることもあるので充分な休息を。
食事内容にも影響されますので、妊婦健診2時間前には食事を済ませるようにしてください。 塩分や糖分を取り過ぎないような心構えも必要です。
血圧測定
毎回、妊娠高血圧症候群の早期発見のために行います。血圧測定の値が、最高血圧140mm/Hg以上、最低血圧が90mm/Hg以上のときは要注意です。
ワンポイントアドバイス
不安や緊張などで血圧は変動します。測定前に大きく深呼吸をしてみましょう。
ご家族に高血圧の方がいる場合には、日頃から塩分を抑えた食事にしましょう。
最高血圧130mm/Hg以上最低血圧が80mm/Hg以上の場合にはもう一度測りなおしてみましょう。
身長・体重測定
身長は、申告制ですが体重管理のために最初の健診のときに確認します。
体重は毎回の妊婦健診で測ります。急激な体重増加は、妊娠高血圧症候群などのリスクが高くなったり、妊娠期間を通して体重が増加しすぎるとお産が大変になったりします。日頃の生活を見直すことで改善されることが多いです。
妊娠中の体重増加は、一概に何キロまでとは言えず、非妊時の体重や身長なども関係します。
妊婦健診で目標体重を確認します。標準体重であれば8キロ程度の体重増加に抑えましょう。
1週間に500グラム以上、1ヶ月で2キロ以上の体重増加は要注意です。
ワンポイントアドバイス
体重測定は服を着たままで、婦人科外来で測ります。
できたら、毎回同じような服で健診に臨んだ方が判断しやすいです。
子宮底
子宮底はベッドに仰向けに休んだ状態で、恥骨の上端から子宮の1番上までの長さをメジャーで測ります。
子宮底の測定は胎児の発育状態や羊水の量が正常がどうかの目安になります。また、妊婦さんの太りすぎもチェックできます。
ワンポイントアドバイス
子宮底は測り方によって誤差が生じやすくこれだけで正常かどうか判断は出来ません。
直接おなかを触りながら測りますから、おなかが出しやすい衣服や下着を選びましょう。
子宮底を測るときには足は伸ばします。
浮腫
むくみのことです。
ベッドに横になって、足の甲やすねなどを指で押さえ、へこんで戻る状態を見て浮腫の有無を判断します。体重増加やタンパク尿、血圧など総合的に判断することで妊娠高血圧症候群の早期発見につながります。
ワンポイントアドバイス
浮腫みがひどくなる場合は食生活を見直す事も大切です(塩分など)。急激に浮腫みが悪化した場合は病気が潜んでいる事もあります。受診をおすすめします。
入院費用
初産婦さん入院期間約7日間48万円前後、経産婦さんは約6日間46万円前後、帝王切開は約9日間51~53万円前後かかります(産科医療補償制度対応費用の3万円が含まれています)。差額ベッド代は頂いておりません。
当院でお産される方は、分娩申し込みをされてから、20週までに10万円の予約金をお支払いいただいています。
残金は出産後、退院日のお支払いになります。
※里帰り・合併症・特定疾患・高齢・若年のかたなど3万~5万の加算がかかることがあります。疑問なことなどありましたら、産婦人科スタッフまで声をおかけください。
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