学外実習(クリニカルクラークシップ等)
学外実習(クリニカルクラークシップ等)については感染状況を踏まえて検討させていただいております。ご希望の方はお問合わせフォームより実習希望期間や内容を記載しお問合わせください。
埼玉協同病院では、大学からの依頼を受けクリニカル・クラークシップを積極的に受入れています。
クリニカル・クラークシップ等の学外実習指定病院は大学ごとに異なりますが、近年様々な大学より実習を受け入れております。
学外実習受入実績(2015-2023)
- 聖マリアンナ医科大学
- 日本医科大学
- 筑波大学
- 順天堂大学
- 北里大学
- 東邦大学
- 埼玉医科大学
- 東京女子医科大学
- 杏林大学
- 日本大学
- 金沢大学
プログラム例・感想
プログラム例
指導医と共に患者さんを受持ち、入院から退院までの経過を追っていきます。単に医療の知識・技術を学ぶだけでなく、他の医療スタッフと共に医療をすること、患者さんの社会的背景に対応すること、退院先の調整など医療と介護の連携、地域の中での役割など、様々なことが学べます。
感想
実習期間中、一人の患者さんを担当として持たせてもらって医学の知識はもちろん、どのように問診を取り、どのように説明すれば理解してもらえるか、医療現場の実際に触れることができました。ほぼ毎日担当患者さんに様々なことを説明して退院に向けて調整していても、中々思うように伝わらず、悔しさも経験しました。医師だけでは患者さんに寄り添った医療はできないのだと痛感しました。
この3週間、医療スタッフさんの優しさに終始驚いてばかりでした。毎週のカンファレンスは多職種参加型で、一人一人の患者さんについて皆で話し合っていて、全スタッフで共有することの重要性を実感しました。また担当患者さん以外の面談にも同席させて頂く機会があり、家族関係を含め様々な社会的背景を持った患者さんの多さに驚かされました。
診療所見学、訪問看護・訪問診療への同行なども経験させていただき、患者さんの生活により近い関わりの中で見えてくること、病院だけでは気づけないことが沢山あるのだと気づかされました。患者さんがどのように生きていきたいのか、関わるスタッフ全員で支えている姿が印象的でした。
大学の実習では担当患者さんの退院後の支援に関して、ここまで考えることはなかったし、患者さんを知ろうという気持ちもここまでありませんでした。3週間という短い期間でしたが、疾患と患者さんの両方にしっかりと向き合うことができ、とても良い実習になりました。