脳波・睡眠時検査(生理検査)
脳波検査 *要予約
検査でわかること
脳の細胞(神経細胞)から出る微弱な電気活動を記録したものです。
波形の状態から異常部位を判断することが出来ます。
脳の活動にともなって常に微弱な電波を出し続けています。わずかな電位差・電気的変動を頭表皮上に付けた電極でとらえ、増幅し、波形として記録する検査です。
熱性けいれん、てんかん、意識障害、脳器質疾患(脳腫瘍)などの診断に役立ちます。
検査方法 所要時間
頭と耳に20個ほどの電極をペースト(検査用糊)で付け、ベッドに寝ていただきます。
記録中、開閉眼・光刺激、過呼吸・睡眠賦活を行います。
検査時間は1時間程度です。(小児の患者様の場合は1時間以上かかることもあります。)
検査を受けるにあたっての注意事項
事前にトイレを済ませておいて下さい。
食事は普段通りで構いません。あまり空腹ですとよくありません。
前日に洗髪をして、当日は整髪料をつけずにお越し下さい。
小児の患者様は出来るだけ寝不足の状態でご来院ください。
睡眠導入薬を使用する場合もあります。
検査終了後、ペーストを洗い流したり、ふき取ったりしていただきます。
睡眠時無呼吸症候群の検査 *要予約
検査でわかること
眠っている間に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、気道の空気の流れが悪くなったり(低呼吸)していないかを記録する検査です。
当院では2種類の検査を行っています。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SASは「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上、または、睡眠1時間あたりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上おこる状態」と定義されています。
眠っているつもりでも体にとっては十分な睡眠がとれておらず、起床時の頭痛が生じたり、日中の居眠りが多くなったりします。
睡眠中に無呼吸が繰り返されると、体に取り込まれる酸素の量が少なくなり、さまざまな臓器の障害となり、高血圧や脳卒中、糖尿病などの合併症を引き起こすこともあります。日中の眠気がある人、いびきをかく人、肥満の人、顎の小さい人に多くみられます。
検査方法 所要時間
- 簡易検査
機器の装着説明後、機器を貸し出します。
患者さん自身で装着し、睡眠中の呼吸状態と血中酸素濃度を記録する検査を自宅で行います。原則、翌日に機器を返却していただきます。後日、診療科にて結果をきいていただきます。 - 終夜睡眠検査(Polysomnography:PSG)
1泊入院で行います。頭・顔・のど・指先・胸部・腹部・足に電極を貼りつけ、脳波・呼吸状態と血中酸素濃度筋肉の動き・心電図を記録します。睡眠時無呼吸症候群の重症度、不整脈などがわかります。
無呼吸の状態や、重症度などがわかります。
検査を受けるにあたっての注意事項
簡易検査の結果、さらに詳しい検査が必要な場合、終夜睡眠検査を行います。
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