診療科人工透析

当院は、組合員の出資金で運営されています。ご利用いただく方には皆様に医療生協へのご加入をお願いしております。
1口1,000円からご加入いただけます。

人工透析について

日本で透析療法をうけている患者数は344,640人(2019年12月時点)であり、30万人を超えています。当院でも年間約44名の方が透析導入となっています。透析導入の原疾患で一番多いものが糖尿病性腎症です。腎臓の機能が低下してしまうと体内の水分や老廃物のコントロールができなくなってしまいます。そのような場合に行う治療が血液透析となります。針を介して、体内から血液を取り出しダイアライザー(透析器)と呼ばれるもので水分のコントロール、老廃物の除去を行い、きれいになった血液を体内へ戻す治療方法です。通常1回4時間の透析を週3回行います。透析を続けるためには体内から血液を十分に取り出すために手術でシャントを作成することも必要となります。慢性腎不全により維持透析が必要となった患者さんは水分制限、食事制限などの自己管理が重要となってきます。
当院の透析室では、医師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士、薬剤師などのコメディカルも関わり、多職種で患者さんの療養を支援しています。スタッフと患者さんの信頼関係を大事にしながら、一緒に透析治療について考えていきたいと思っています。

機器管理体制

ひらく

透析においては透析装置、水処理装置などの機器も重要となります。当院では臨床工学技士が透析装置の保守管理を行い、定期的な点検や消耗品の交換を行うことで機器の安全性を常に心がけています。透析液清浄化にも取り組んでいます。透析液清浄化ガイドラインをもとに、定期的に生菌数検査とエンドトキシンの検査を実施し、きれいな透析液を提供できるようにしています。

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