専門医シリーズ

効率よりもQOL(生活の質 )

専門医シリーズ2

金子 しおり 医師

プロフィール

1998年秋田大学入学

2004年埼玉協同病院入職

2009年がん研有明病院研修

2010年埼玉県立がんセンター研修

認定資格●

日本外科学会専門医、日本乳癌学会認定医、日本がん治療認定機構がん治療認定医

参加と協同のポイントは「いのちの章典

二児の母でありながら、外科専門医として毎週手術をこなす金子医師。「乳腺に関してとにかく熱い」「気さくで相談しやすい」と他職種のスタッフからも厚く信頼さ れています。
性格について「結構サバサバしている」と評するのは、放射線技師の新島正美さん。「人付き合いが上手で、近隣の病院にも医師仲間が多いようです。新しい治療方法を積極的に学ぶ勉強熱心な先生ですので、私たちメディカルスタッフも安心して働けます」そんな金子医師の実直さが垣間見られるのは、高齢な方に対する治療方針です。乳がんは他の臓器に転移する可能性が比較的少ないため、進行が遅い場合には治療を制限して寿命に委ねることが珍しくありません。しかし金子医師は、本人やご家族とよく話し合った上で、「後々のケアが大変にならないように」と手術に踏み切ることもあるといいます。「患者様の年齢と状態だけでなく、状況の見極めを大切にしています」と金子医師。効率よりも患者様のQOL(生活の質)を優先する、優しい眼差しがそこにはあります。

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外科専門医として、乳腺外科手術だけでなく消化器外科の手術もこなすたいへん優秀な女性外科医です。将来的には、乳腺外科専門医の取得をして、乳腺外科で活躍頂くことはもちろんですが、埼玉協同病院の外来で女性外来の開設を目指してほしいなど、より一層活躍されることを期待しています。

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乳がんでは自覚症状があっても、羞恥心や背景に問題があって受診出来ない患者様もおられます。金子医師は女医として、このような患者様に対し、手術だけでなく、完治に向けた治療プログラムを乳がん看護認定看護師など多職種と検討し、ご本人の意思を尊重した治療を考え実践しています。

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